FXの勝率を上げるコツは？4つの失敗事例や初心者におすすめのツールも解説！

FXで勝つコツは？必ず勝てる方法はある？

FXで必ず勝てる方法は存在しない

FXを始めたばかりの方は、安全に手早く稼げる必勝法を求めがちですが、まず理解しておくべきなのは、絶対に勝てる方法は存在しないということ。

事実、Twitterでもさまざまなトレーダーが注意喚起しており、近道を模索するのではなく、地道に勉強と経験を積むことが重要だと発信しています。

「トレードに聖杯はない」と分かっていても、シナリオがガッチリ噛み合ったら人は無意識に必勝法として意識してしまいがちです。これは慢心になる原因にもなります。そうならないように常に「今回はたまたま噛み合っただけ」と留意して「常に学ぶ気持ちを持つ」ことが大事です。

— DDSトレード垢(暗号資産攻略) (@fx_dds) June 16, 2022

また、FX業界でには「必ず勝てます」と宣伝していても、実際はあまり勝てないツールが多いため、知識を身につけて品質の良し悪しがわかるようになるまでは購入を控えた方が良いでしょう。

私が言いたいのは。
巷に転がっているくだらない塵のような手法を漁る前にチャートとローソク足の基本を学ぶことが勝ちトレーダーへの近道だということだ。勝てそうに見えてそれほど勝てない手法しか転がってない詐欺手法の巣窟ような日本のFX世界だ！文句あるか？

— paguyan (@paguyan_GoldFX) June 14, 2022

特に、自動売買ツールやMAM*、会費制のセミナーなどは詐欺を行う人物や団体に利用されやすい傾向です。

*MAM（Multi Account Manager）とは、トレーダーの指定口座にお金を預けて代わりにトレードしてもらう仕組み。健全なサービスも多く比較的一般的な運用方法。

当然、すべてのサービスが悪質なわけではありませんが、ある程度知識を身につけてサービス内容を区別できるようになってから検討した方が良いでしょう。

そして、FXの勝率を上げるコツを知りたい場合は、甘い話に乗らず堅実に学ぶ姿勢が大切です。

FXはコツコツ負けてドカンと勝つイメージがおすすめ

トレーダーの中には、短い期間で大金を稼ぎだ出している方も多いため、初心者が「無敗の手法があるのでは」と考えてしまうのも無理はないかもしれません。

🔞FX 相場予想

ドル円　USDJPY ロング⬆️

ポンド円 GBPJPY ショート⬇️

ゴールド XAUUSD ロング⬆️

今月利益 ＋1163万円

最速で1000万円達成したから
ここからは月の利益の最大額ねらってく

指標あるから値幅注意⚠
今日も頑張ろう pic.twitter.com/FvgWKao40z

— 白尻マリア🍑FXトレーダー (@asitorekinnniku) June 17, 2022

しかし、上図のように大きな利益を叩き出すトレーダーも、裏ではこまめに損切り*を実施しているケースが多いのです。

そのため、初心者はコツコツ負けてドカンと勝つ運用を意識するのも効果的な選択肢の1つといえるでしょう。

*損切りとは、含み損をあえて決済して損失の拡大を防ぐ手法

FXで負ける理由は？4つの失敗事例

損切りルールを守れない

損失の拡大を防ぐ「損切り」は、FXにおいて最も重要な手法の1つであり、トレーダーは自分なりのルールを作って厳守しています。

下図の通り、小さな損切りを挟みつつトータルで利益を出しているのがわかりますね。

損切。ルール外の事やると瞬殺されることになってる😇#FX #投機 #為替 #相場 pic.twitter.com/2R7Y9u8zHQ

— 生まれ変わる (@ModernGoldRush) December 8, 2020

しかしながら、負けてしまうトレーダーは「利益が戻るかもしれない」という気持ちから損切りを先延ばしにして、気づいた時には資金の大半を失ってしまうのです。

最悪の場合、FX自体から撤退せざるを得ないほどの損失を抱えるケースもあるため、まずきちんと損切りできるマインドを作っていきましょう。

レバレッジをかけすぎている

FXのレバレッジとは、口座資金に対して何倍もの通貨がトレードできる仕組みであり、実際に自分が持っているお金よりも多くの金額をトレードできます。

一方、レバレッジをかければ利益と同じだけ損失も拡大するため、相場が逆行した際に資金の大半を失ってしまう失敗事例も多くなっています。

さらに、含み損が一定以上に膨れ上がると、自分で損切りを行う前にFX会社によってロスカット（強制決済）が執行されます。

ロスカットとは口座残高のうち、通貨を購入するために必要な証拠金費用に対して、含み損などを差し引いた純粋な資産額の割合が一定の基準値を下回った際に実行される強制決済の通称。

すなわち、レバレッジをかけすぎるほどロスカットまでの余力も減ってしまうのです。

利益を追い求めていると「知らぬ間にレバレッジ倍率を上げていた」という事態になりがちですが、適切に通貨の量を抑える冷静さもFXには重要といえるでしょう。

ロスカットについては、以下の記事でも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

分析が不十分なのにエントリーしてしまう

相場の分析を十分に行わず「勝てそうだから」という考えだけでエントリーを繰り返す行為も、代表的な失敗事例の1つです。

FX業界ではポジションを安易に持つことから「ポジポジ病」と呼ばれており、Twitterでも頻繁に注意喚起されています。

ポジポジ病の人は恐らく根拠の薄いトレードをしています。

私でも一日に４，５回トレードチャンスがあったら分析し直すくらいです笑
チャンスではない場所をチャンスだと誤認しているのではないかと、、

６通貨くらい監視のデイトレレベルで一日に１，２回チャンスがあれば充分すぎますよ！

— ruma＠専業 (@FxRumasan) June 13, 2022

たとえば、ポジポジ病のトレーダーが以下のようなチャートを見ると、上昇トレンドに飛び乗ろうと即決で買い注文を入れる可能性があります。

しかし、その後のチャートは一転して強い下落が発生し、絶対に勝てると思ったトレードでもあっけなくロスカットになるでしょう。

また、大きな負けを取り返したい感情に突き動かされて、分析が不十分なまますぐにエントリーをし直すトレーダーも多く、さらに損失が拡大してしまう要因となっています。

相場の大きなトレンドを掴めていない

FXの失敗事例としては、相場の大きなトレンドが掴めていないケースも挙げられるでしょう。

トレンドとは為替相場全体の流れ・方向性を意味しており、チャートの形状や投資家全体の心理を参考に分析する。相場が上昇していれば「上昇トレンド」、下降の場合は「下落トレンド」と呼ぶ。

具体的に、トレンドの把握には以下2つの手法が用いられており、十分な分析能力が身についていないと、将来的な価格変動は予測できません。

【テクニカル分析】

上図の通り、テクニカル分析はチャート画面から観測できる形をもとに相場分析をします。

対して、金融ニュースなどから市場心理を読み取る「ファンダメンタルズ分析」も同じく重要であり、両方をバランスよ良く勉強しなければなりません。

【ファンダメンタルズ分析】

さまざまな材料から相場の動向が掴めなければ、トレンドと真逆の注文を入れてしまうケースもあるため、初心者は特に注意した方が良いでしょう。

FX初心者におすすめのコツ5つ

トレードルールを徹底的に守る

FXの勝率を高めるには、自分なりのトレードルールを策定して徹底的に守らなければなりません。

FXで勝てる手法を学んだら、そのルールを貫いて貫いて貫こう。

どんなに損切りが連続したとしても、どんなにメンタルがマイナスになったとしても、ルールは変えちゃいけない。

必ずルールを突き通すこと。
これに尽きる✅

— Pepper@FXプロトレーダー (@fx_pepper_) June 6, 2022

一方、具体的なルールは人によってさまざまなので、ここでは特に重要度の高いものをいくつか順序だててピックアップしてみましょう。

まずは、エントリーする「根拠」を一定にするために、分析時の条件を設定します。

より確実性が高まるように、「〇個以上のエントリー条件が揃わなければエントリーしない」と明確に決めるのがおすすめ。

そして、エントリーする根拠が決まった後は、レバレッジ倍率（注文量）と注文価格、損切りライン、利益確定ラインを決めていきます。

損切りルールは最も重要なポイントとなるため、注文と同時に逆指値を入れて、強制的に損切りが実行されるようにしておきましょう。

逆指値とは：買い注文の場合は購入時より安い価格、売りなら高い価格と、トレーダーにとって不利な価格をあらかじめ設定し、チャートが到達した際に自動で決済する注文。基本的にFX会社のツールには標準搭載されている。

以上をルールとして定めておけば、ポジポジ病とレバレッジのかけすぎを防ぎ、損切りも徹底して守れるでしょう。

また、「上昇トレンドしか入らない」「経済指標発表後しかエントリーしない」など、あらかじめ自分に合うルールを作っておきましょう。

自分の過去トレードを分析する

自分のトレード結果、あるいはエントリーポイントを分析し、次回以降のパフォーマンスを向上させることも勝率を上げるコツの1つといえます。

トレードで大切な事の1つが負けを減らすこと
これは最も簡単な勝率の上げ方で､負けトレードの傾向を掴み削っていくことでトレードの本数が減り､勝率が上がる

こうして手法を磨くにはトレード記録が必須なので
せめて履歴の印刷くらいはしておくのが良い #FX #ポンド円

— トレーダーbot@ドル円ユーロオジドルポンド (@trading_bot_a) June 17, 2022

ただし、ここで重要なのは勝った時ではなく、損失を出したトレードを集中的に分析するのがポイント。

これまでの負けパターンを明確にして、同じような相場で入らないようにすれば、少しずつ勝率は高まっていくでしょう。

具体的に、次のようなポイントを普段から記録しておけば、より効果的な分析が行えますよ。

分析からエントリーまでをルーティン化する

FXのトレードで成果を出すには、毎回同じ手順と精度で分析を行い、十分な根拠を持ってエントリーする必要があります。

なので、一連の作業をルーティン化して身につけ、ほとんど意識しなくても同じトレードができるようにしておきましょう。

実際のところ、習得するには何度も同じ動作を繰り返すため、根気と時間が必要となりますが、ルーティン化できればパフォーマンスを一定に保つことが可能です。

もちろん、頭の中だけでルーティンを組むのは難しいため、紙に書いて机に貼っておくなどして、常に視界に入るようにしましょう。

少額投資で経験を積む

FXの勝率を高めるコツとしては、分析やトレードを繰り返してとにかく経験を積むことも重要なポイントです。

しかし、上達するまではほとんどの方が損失を出してしまうので、必ず余剰資金の少額から始めるようにしましょう。

余剰資金とは：保有している資金の中で、生活費や貯蓄、突発的な用事のために残す予備費などを差し引いた、使う目的のないお金。もちろん、消費者金融からの借金は含まない。

もし生活費でFXをしてしまうと「このお金は失うわけにはいかない」という感情から判断力が鈍り、損切りをためらった挙句に破産するリスクがあります。

【FXは余剰資金で行わなきゃ死ぬ】

・最悪失っても生活に支障はないお金でやるのがFX
・生活費でFXやるのは超危険
・まず損切りできません
・すると大損します
・一発逆転のハイレバトレードへ行く
・全部溶かす
・メンタル死にます

— パン@通貨の転売ヤー (@panpapapan01) June 17, 2022

また、たとえ少額であっても資金が減ることに抵抗を感じる方は、一部のFX会社が提供しているデモトレードで練習してからリアルトレードをしていきましょう。

デモトレードの特徴：架空の資金を使うのでトレードに負けても損失が一切発生しない。基本的には無料で提供されている。本番と同じ取引ツールが使える。実際の相場と同じ値動きのチャートが利用できる。

デモトレードは、実際の損失を抱える緊張感が身につきにくい点に注意が必要ですが、分析からトレードまでの作業を低リスクで習得するには、おすすめのツールといえるでしょう。

FXのツールを利用する

FXのトレードで利益を積み重ねるには、相場環境だけでなく自分自身のトレードも自己分析しなければなりません。

そこでおすすめなのが、FX会社が提供しているサポートツールです。

おはようございます😊
ドル円日足「ぱっと見テクニカル」未来予想📈#FX pic.twitter.com/It3gPttvgA

— abc-FX (@abcfxcom) February 6, 2022

現在は、トレンドを判断するテクニカル分析ツールだけでなく、トレードの内容を自動抽出してAIが診断してくれる高機能システムもリリースされています。

さらに、ほとんどのツールは無料で利用できるため、ここからは特に利便性が高いものを2つチェックしていきましょう。

FXプライムbyGMO：ぱっと見テクニカル

ぱっと見テクニカルは、FXプライムbyGMOが提供している無料ツールです。

約12年分の過去チャートと現在の値動きを組み合わせ、初心者でもわかりやすい形で表示してくれます。

上図は通貨ペアなどを選ぶだけで自動算出してくれるため、誰でも簡単に利用できるでしょう。

ただし、過去の値動きをもとに未来予測する仕組みであることから、リアルタイムの相場動向によってはまったく違う値動きになることもあります。

#メキシコペソ
なんだと!?ぱっと見テクニカルのようにV字回復を＞＜ pic.twitter.com/gaezs3y0WU

— ソレイド@fx (@Nq46zxn5rd7uYn7) February 24, 2022

また、あくまでも投資判断自体は自己責任なので、過信せずに材料の1つとして活用してみてください。

マネックス証券：トレードカルテFX

マネックス証券のトレードカルテFXは、一定期間のトレードデータを自動抽出して、自分に適したスタイルをAIが診断するツールです。

主な診断項目は以下の通りで、自己分析の手間を大幅に削減できます。

• トレードカルテFXの診断項目
• ・期間中のトレードの通算収益率
• ・一取引あたりトータルの平均取引数量
• ・テクニカル指標チャートとのマッチング率
• ・トレード傾向にマッチする通貨ペアなど

さらに、「処方箋」という機能を使えば、目標値へ到達するための具体的なアドバイスを受けられるため、初心者から中上級者まで役立つでしょう。

ただし、利用するにはマネックス証券の口座開設が必須となっており、分析するためのデータ収集に2日程度かかる点には注意してくださいね。

FXのコツを掴んで少しずつ利益を積み重ねよう

初心者が押さえておくべきFXのコツは以下の5つ。

失敗事例を把握して上記を実践すれば、より堅実に利益を増やしていけるでしょう。

相場環境やトレードの傾向分析が苦手な方は、FX会社が提供しているツールを活用するのもおすすめ。

FXのツールは口座開設すれば無料で利用できるので、ぜひ試してみてくださいね。